1954年9月26日 北海道函館市。 この地に普段北海道には殆ど上陸しない台風が勢力を保ったまま上陸し、北海道に多大な被害をもたらした。 当時は現在ほど天気予報の体制が発達しておらず、予測見込み違いによって青函連絡船5隻が転覆・沈没し、全船合わせて1430名が亡くなる大事故が発生してしまった。 その中で最も被害が大きかったのは、貨物鉄道だけではなく旅客輸送も行う「洞爺丸」で1155名もの乗員乗客が七重浜の大波に消えた。 その物語である。 ※ このお話は、1990年に実際に遭難し生存された方から託された手記を元に描いております。 1991年函館市社会学自由研究コンクール銀賞作品リメイク
更新:2014/10/1
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